意図が分からないスパムブログ
はてなブログに複数のスパムブログを立ちあげる他、ameba、livedoor、fc2など国内の主要ブログサービスのほとんどを網羅して幅広くスパム展開する「リフォーム株式会社」だが、どのブログにも会社サイトへのリンクがなく、ブログ自体にも問い合わせ情報(電話番号やメールアドレスなど)を載せていないので、ゴール地点をどこに設定しているのか分からない。集客目的ではなく、むしろ競合他社によるネガティブ宣伝なのだろうかとも思えたが、記事内容はたんなるワードサラダではなく、普通のカスタマーレビューを載せているのでそういうわけでもなさそうだ。
意図が分からない。
そもそも「関東のリフォーム株式会社」を謳っているが、ググっても上位数ページには該当しそうな会社のサイトは出てこない(同様のスパムブログだけが出てくる)。こういう一般名詞で法人登記するのは難しいと思われるので、実在しないかもしれない。
SEO業者の実験かとも思ったが、こんな古典的スパムを量産してなんらかの知見が得られるとも思えない。
正体の分かるかたはいらっしゃいますか。
はてなブログがスパムの温床と化している
「最近更新されたブログ」を開くと、スパムブログに悪用されているのが増えているのが一目瞭然。
hateblo.jpドメイン自体がスパム発信基地と見なされてGoogleの評価が下がるので、ユーザのためを思うならとっとと対処すべき。
追記(4/19)
英文スパムが目立つのは、やはりはてなブログがメニューを英語化したのが大きなきっかけなのだろう。サービスを英語化するだけで市場は10倍以上にふくらむ(6位と7位の差に注目)。はてなが英語化によって大幅な増収をもくろんでいることがよく分かる。しかし、となればスパム業者の入りこむ件数も10倍になるはずだ。しかも英語圏の一般ユーザがわざわざ日本のサービスを選ぶ理由はとくにないので、スパム業者にあたる確率はさらに数倍にのぼるものと推測できる。
はてなは英語化によってスパム業者の標的になることを想定してないんじゃないか。Gmailは1人でいくつものアカウントを取得できるので、メールアドレスの実在確認によるスパム検出はできない。投稿内容をみて判断するしかない。しかし、はてなは英文スパムを判別する技術を持っているのか? そんな話は聞いたことがないし、(これまでのはてなの振るまいから想像するに)サービス開始まで考えたこともなさそうだ。
